大阪市立斎場で職員の半数が「心付け」受領(産経新聞)

 大阪市立斎場(火葬場)の職員が、葬儀業者に便宜を図っていたとされる問題で、火葬を担当する職員のおよそ半数が、業者からの「心付け」として現金を受領していたことが17日、市環境局の内部調査で分かった。心付けのやりとりは平成14年に禁止されたが、水面下で継続され、組織的に容認していた疑いが強い。

 市は担当の技能職員40人余りから聞き取り調査を実施。関係者によると、このうち20人近くが、禁止後も心付けを受け取っていたことを認めた。金額は1件千円〜5千円で、月に数万円程度の副収入があった。ただ、業者への便宜供与は否定しているという。

 市立斎場では14年まで、慣例的に心付けのやりとりが行われ、各職員が受領した心付けをいったんプールし、勤続年数に応じて再配分していた。年長者で月20万〜30万円、年次の浅い職員で月数万円を受け取っていた。

 市は14年5月、「不適切な行為」として心付けを禁止するとともに、担当職員36人を文書訓告処分としたが、その後も10社前後の業者が、非公式に現金を渡していたという。

【関連記事】
大阪市立斎場の職員が自殺 「心付け」めぐる疑惑の中
名古屋のひき逃げ 通夜で「殺されたようなもの」
迷彩服好み、勤務先の斎場でもトラブル…羽曳野銃殺の男
襲名披露や出所祝、組葬…大阪市が全市立施設から暴力団排除へ
夢半ばの死、同級生ら悼む 柳ケ浦高バス横転事故で通夜

飛行中の操縦室で機長ら「ピース!」…写真公表(読売新聞)
中村耕一容疑者 「1年ほど前から覚せい剤使用」と供述(毎日新聞)
外国人への子ども手当、23年度分で見直し検討 鳩山首相(産経新聞)
「越山会の女王」佐藤昭子さん死去(読売新聞)
三笠宮さまご退院(産経新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。